燻煙乾燥木材とは?-日本古来の知恵が創る、新時代の住文化。

数百年を経た木の耐久性-古くから雨風に耐えてきた茅葺き民家、その強さの源は「囲炉裏」から立ち上がる煙が家全体を「燻し」乾燥することにありました。燻煙乾燥木材は、「煙」の効力を現代の科学により、低コストで実現した健康木材です。

なぜ木?-人が育つ環境に最適なのは、やはり木です。

最近、木の良さが見直され、木造の校舎を建てる学校が増えています。これは今までのコンクリート校舎に比べて、ストレスやケガの発生が少なく、子ども達の心にも良い影響を与える結果が出ていることが理由とされます。また、木の香りには“フィトンチッド”が含まれ、育ち盛りの子ども達には最適の空間となります。

■木材の成分-フィトンチッド (phytoncide) とは、微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質のことを言います。

なぜ乾燥?-生木はカビや割れの原因になり、家の寿命を縮めます。

■乾燥の必要性

山から伐り出された木材は、そのほとんどが生のまま製材所で整えられ出荷され使用されています。つまり、使いながら乾燥させているのです。 これが、収縮・割れ・歪みの原因。さらには腐朽菌=カビの発生、白アリなどの害虫の巣となるのです。諸官庁ではこの弊害をなくすために、乾燥の基準を設けています。

なぜ燻煙?-有害な化学物質を一切使わず、「木」本来の耐久性を引き出します。

■燻煙乾燥法の利点

木を乾燥させる方法には、たとえば蒸気や熱による方法などさまざま。他の乾燥法は木材のピットをいかに効率よく破壊するかに重点をおいています。その結果、左図のように木の細胞はボロボロになってしまいます。そうすると、水分は除去できますが、同時に必要な精油分も揮発してしまいます。高温乾燥などは、木材独自の耐久性まで落としてしまいます。水分が1%低下すると、強度は3%向上するといわれますが、精油分がなくなるともろい木材になります。
この点、低温長期乾燥の燻煙乾燥は木材に負担をかけず、精油分を保存します。耐久性・保存性が増すうえ、保存された精油分が長い年月をかけて揮発し、癒し効果をもたらします。

燻煙乾燥木材は古代の智恵を科学した理想の資材

私たちは、国産木材・間伐材の利用をお勧めしています。

■全て国産材、合法木材を使用

国産材を多く使用した家の効果は、住む方の健康だけにとどまらず、国内の森の活性化にも繋がります。私たちの生活、水を守り、生き物を育み、空気を浄化する森は、人が使い手入れをすることにより、地球環境に役立ちます。
また、海外においてその国・地域の法令に違反して行われる“違法伐採”が大きな問題になっています。違法伐採をさせない、使わない為にも、弊社の木材はすべて合法木材を使用しています。合法木材とは、森林関係の法令において合法的に伐採されたことが証明された木材の事を指します。

Column

日本では、国産の木材があまり使われていません。
このため、手入れが行き届かないヒノキ、スギなどの人工林が増えています。
植える、育てる、収穫する、上手に使う、というサイクルがCO2をたっぷり吸収する元気な森をつくります。

元気を失っている、日本の森林

なぜ、国産材を使う事が、森林を健全にするのでしょう。
国土の約7割が森林という世界有数の森林大国、日本。かつて国産材は、毎日の生活の中で燃料や日用品として豊富に使われてきましたが、生活様式の変化などにより使われることが少なくなりました。
その結果、森林の約4割を占めるヒノキやスギなどの人工林の中には、手入れが行き届かないものが増えています。間伐を行っていない人工林は、みるみるうちにやせた木ばかりになり、水を蓄えて土を保つという森林本来の力が衰え、土砂崩れや洪水の原因にもなります。

木を使うこと。それが森林を育てます。

苗木を植え、使える大きさに育てるには約50年かかるといわれています。活発に成長する20?30年頃が最も多くのCO2を吸収して炭素を固定しますが、その後はCO2吸収量が徐々に減っていきます。50年の間、森林を育てるために必要なお金は、間伐材や成長した木材の販売で賄われます。しかし、現在の木材の国内自給率は2割程度にすぎません。
今必要なことは、成長した木材や間伐材をどんどん利用し、そしてまた新しい苗木を植え森林を育てる、森林の循環を促進することです。

森林の様子

植林時には、まっすぐな木を早く育てるために苗木を多めに植えます。しかし、木が成長すると混み過ぎて太陽光を十分に受ける事ができません。そこで適度に木を伐採して本数を減らす、間伐を行います。残った木はたくましく育ちます。また、下草が生え、土砂災害の防止に役立つ他、森に住む動物達の住処ともなるのです。

循環-無公害の燻煙乾燥木材は土に還り、木を育てます。

■自然素材のみを使い、リサイクルで地球に還元

製材加工後に出る木片は、乾燥機の熱源として利用しています。また、燻煙乾燥時に出る木酢液は、田畑・森林の肥料として活用されています。
人体にはもちろん、自然にも悪影響を与えない無公害の燻煙乾燥木材は、長い寿命を終えたときには土に戻り、新しい木を育てる養分となります。

■煙突のない燻煙プラントと、環境配慮のゴミゼロ木材のリサイクル図

煙突のない燻煙プラントと、環境配慮のゴミゼロ木材のリサイクル図
だから国産材を使った燻煙乾燥木材は地球にやさしい健康資材です。

ご一緒に商品開発でコラボできる方を募集しています。

当社は地域材を使って、製材・乾燥(燻煙)から加工まで一環して生産しております。素材の生産には長けておりますが、企画開発が苦手なところがございます。そこで、新しい商品開発を一緒にご検討いただける方、ご連絡をお待ちしております。

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